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ブロッサム発達パーク

児童発達支援・放課後等デイサービスで身につける会話の力

言語・コミュニケーション
児童発達支援・放課後等デイサービスで身につける会話の力

はじめに:どうして会話を続けることが難しいの?

―「聞く」「待つ」「交代する」力を育てる―

会話の第一歩は、「話す番」「聞く番」を理解することです。 お子さまの中には、相手の話を待つのが難しかったり、思いついたことをすぐに話してしまう姿も見られます。


● 施設での支援の工夫

  • ボールやカードを使い、「持っている人が話す」など、順番を目で見て理解できるようにする

  • 相手が話しているときは「うなずく」「目を見る」「最後まで聞く」など、聞く姿勢を練習する

  • ロールプレイで「良い聞き方」「困る聞き方」を比べ、相手の気持ちを感じ取る経験を積む

  • 「おはよう」「さようなら」など、会話の始まりと終わりのことばを自然に使えるようにする


こうした体験を積み重ねることで、相手とのやりとりのリズムを感じ取り、 会話を通じた“つながりの楽しさ”を学んでいきます。

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目次

  1. 会話の基本ルールを学ぶ|順番を待ち、相手の話を聞く

  2. 話題を広げる力を育てる|相手に合わせて話す・続ける

  3. 相互的なやりとりを楽しむ|質問と応答で会話をつなぐ

  4. ご家庭と連携したサポート

  5. ワンポイントアドバイス(保護者さまへ)

1 会話の基本ルールを学ぶ

―「聞く」「待つ」「交代する」力を育てる―

会話の第一歩は、「話す番」「聞く番」を理解することです。 お子さまの中には、相手の話を待つのが難しかったり、思いついたことをすぐに話してしまう姿も見られます。


● 施設での支援の工夫

  • ボールやカードを使い、「持っている人が話す」など、順番を目で見て理解できるようにする

  • 相手が話しているときは「うなずく」「目を見る」「最後まで聞く」など、聞く姿勢を練習する

  • ロールプレイで「良い聞き方」「困る聞き方」を比べ、相手の気持ちを感じ取る経験を積む

  • 「おはよう」「さようなら」など、会話の始まりと終わりのことばを自然に使えるようにする


こうした体験を積み重ねることで、相手とのやりとりのリズムを感じ取り、 会話を通じた“つながりの楽しさ”を学んでいきます。

2 話題を広げる力を育てる

―相手の関心を感じ取りながら会話を続ける―

会話を続けるためには、「相手がどう思っているか」を意識することが大切です。 しかし、興味のある話題に夢中になるあまり、自分の話ばかりしてしまうお子さまも少なくありません。


● 施設での支援の工夫

  • 「今日の出来事」「好きな食べ物」など、共通の話題から話す練習を行う

  • 相手の表情や声のトーンを観察し、「楽しそう」「つまらなそう」など気持ちを読み取る練習をする

  • 「それで?」「どう思ったの?」など、話を広げることばを覚える

  • すごろくや質問カードを使って、自然に話題をつなげる体験を重ねる


会話を続ける力は、相手とのやりとりを楽しむ中で育っていきます。 「伝わった」「聞いてもらえた」という経験が、お子さまの自信と意欲につながります。

3 相互的なやりとりを楽しむ

―質問と応答のキャッチボールを通して広がる会話―

「質問する」「答える」「感想を言う」など、会話には自然な流れがあります。 お子さまの中には、相手に質問を返すのが難しかったり、答えを受け取っても反応が出にくいこともあります。


● 施設での支援の工夫

  • 「いつ?」「どこで?」「だれが?」「なにを?」など、質問の型を練習する

  • 相手の返事に「そうなんだね」「それはいいね」などの反応を返す練習を行う

  • インタビュー形式で、相手に興味をもつ体験を重ねる

  • 協力ゲームやグループ活動で、相手の考えや意見を聞く経験を積む


こうした活動を通して、「聞く」「考える」「伝える」の循環が自然に生まれ、 会話の楽しさがより広がっていきます。

4 ご家庭と連携したサポート

児童発達支援・放課後等デイサービスでは、施設での会話練習がご家庭のやりとりにもつながるよう、職員が日々の様子を共有しながら支援を行っています。


お子さまの「聞けた」「伝えられた」という経験を家庭でも活かせるよう、保護者さまと一緒にサポートの方向を考えていきます。

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―会話は「ことばを交わす」だけでなく、「心を通わせる」こと―
会話は、ただ話したり聞いたりするだけでなく、「あなたと話したい」「わかってほしい」という思いを伝え合う行為です。お子さまがことばにできないときも、表情やしぐさで何かを伝えようとしていることがあります。
その小さなサインを受け取り、共感してあげることが、会話の第一歩になります。
ことばだけでなく気持ちのやりとりを大切にしながら、一緒にお子さまの“伝える力”と“人と関わる力”を支えていきましょう。

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